「年収200万円からの貯金生活宣言」 横山光昭(著)

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著者は家計再生コンサルタントで、家計の改善が得意です。生活自体を見直すことで、お金のリテラシーが身につき、貯金体質になれます。

おすすめ

★★★★★★☆☆☆☆

 

対象読者層

貯金ができない人。貯金したいが何をすればよいかわからない人。

 

要約

・著者は「お金を貯める必要があるが、貯められる生活習慣がない人たち」に関わってきた。
数字(お金)によって自分をコントロールできるようになるのが目標となる。
お金をコントロールできれば、自分の理想の生き方が実現できる可能性も高まる。

 

お金を貯める基本ルール

節約イコール収入である。
収入を増やすより支出を減らすことをはじめに考える。苦労せず自動的に淡々と貯められる仕組みをつくる。

まず貯める理由をハッキリさせる。
理由があるとお金を使いたい気持ちをコントロールしやすくなる。(理由がなければ)未来の自分の可能性や選択肢を広げるためと考えて貯める。

・家計の破綻の原因は、「浪費型」か「不況型」。
浪費型は、金銭感覚や心の乱れをたてなおすことで浪費を抑える。急に収入がとだえる不況型では、危機を乗り越えられるかは貯金の有無で決まる。月収6~12ヵ月分は貯めよう。

自分のお金ステージを知る。
第1ステージ
「お金を管理する」
実生活に関わるお金を管理する。生活のお金の流れを把握し、ムダな支出を減らし、貯金を少しずつつくる。
第2ステージ
「お金を学ぶ」
第1ステージで管理できたお金を、今後どう活用するか学ぶ。
第3ステージ
「お金を活かす1」
学ぶために少しずつ投資を実践する。
「お金を活かす2」
長期投資・分散投資をしっかり組み立てていく。

 

貯めるためのステップ

流動支出(食費・光熱費など)より先に固定支出(家賃・生命保険料・新聞代など)を減らす。
企業のモノやサービスは、利用者の固定的な支払いを伴っていることが多い。自動車残価設定ローン、電子マネー、携帯電話料金プラン、リボ払いなどに注意する。

・意味のない利用の仕方をしている場合、ムダな固定費としては、携帯電話代、飲み会代、食費(外食)、生命保険料、酒・タバコ代、車のローン・ガソリン代、ATM手数料、雑誌類などがある。

・携帯電話代が高い人は依存心が強かったり、借金(クレジットカード支出)が多い人は自己コントロールが弱かったりというように、お金の使い方に自分の性質が表れる。自分の性格や価値観を認識し、自己管理をする自分の軸を作ろう

収入に対する固定費の適正な比率を意識しよう。
例えば、独身(住居費27%以下、通信費5%以下…)、小さな子供がいる家庭(住居費22%以下、食費18%以下…)など。

現状を数字で見る。
1ヵ月単位で、手取り収入と支出(各項目ごと)のだいたいの数字をつかむ。
お金の使い方を、消費、浪費、投資に分類してみる。
お金の流れを見える化して、浪費と消費を減らしていき、投資(貯金も含む)を増やしていく。理想の目安は、消費70%、浪費5%、投資25%。

 

貯金力アップ90日プログラム

・強い貯金力を身につけるため、まずは実行。目標ややりたいことをハッキリ意識し、実行期間(理想は90日)を決める。

・スタート日は給料日、ゴールは3ヵ月後の給料日の前日とする。90日を1ヵ月ごとに区切り、さらに1ヵ月を上旬、中旬、下旬と10日ごとに分ける。貯金プログラムワークシート、収支表、家計状況(家計簿)を記入していく。

プログラム実行前に
具体的な目標を立てる。
夢ノートと家計簿を用意する。
貯金箱と貯金用口座を準備する。
気がかりなことを書き出す。

プログラム実行中は
本を読んで学ぶ。
家計簿をつけて自分のお金の全体像をつかむ。
自分のお金の使い方を新しいモノサシ(消費・浪費・投資の分類)ではかる。
夢ノートに3行日記をつける。
クレジットカードは使わない。
借金を洗い出す。
自分と(やるべき)小さな約束をする。

プログラム実行後は
夢ノートと家計簿から自分を知る。
90日プログラムを繰り返して習慣化させる。
柔軟に調整する。
数字で自分をコントロールする。

 

借金に注意する

・就労者の3人に1人は、消費者金融やキャッシングを利用したことがある。借金は誰にとっても無縁なものではない。

借金から身を守るため、やってはいけないこと。
連帯保証人、不動産担保ローン、住宅や自動車のローン、クレジットカードのショッピング枠現金化、ローンの一本化、借金の整理屋や紹介屋の利用。

・借金は弁護士や認定司法書士に直接相談する。ただし、相談に行く前によく考えておく。任意整理、特定調停、個人再生(個人民事再生)、自己破産について。

 

書評

著者は家計再生コンサルタントとして活動されています。確かに本書を実践すれば、堅実な家計になりそうです。ほかのマネー本にも出てきますが、貯金をするために大事な要素が書かれています。

何のためにお金を貯めたいのか、まずハッキリさせる。支出を減らすことが何より重要である。家計簿をざっくりつけてお金の流れを見える化する。支出を消費・浪費・投資に分類し、意味のあるお金の使い方に変えていく。貯金プログラムを実践したら、振り返って反省する。

このあたりが本書の肝かなと思います。奇抜なことは書かれていないが、ポイントをついた良い本だと感じました。お金のことがよくわからないなら、はじめは投資などと言う前に足元を固めるべきです。最初におすすめできる勉強になる本です。
(書評2014/02/07)

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