「いますぐプライベートカンパニーを作りなさい!」 石川 貴康 (著)

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会社員が勤め先に頼ることなく、経済的に真に自立する方法を紹介する本です。

 

おすすめ

★★★★★★★☆☆☆

 

対象読者層

将来や老後のお金のことで、心配している人。
副業に関心がある人、もう副業をしている人。
不動産投資に関心がある人、不動産投資を始めた人。

 

要約と注目ポイント

日本の会社員の未来は暗い。給与は上がらないのに、負担する税金や社会保険料は上がる一方だ。

こんなつらい状況から抜け出すには、ただやみくもに働くだけではだめ。税金の知識を身につけ、プライベートカンパニーを使いこなし、不動産投資を行って、安定した豊かな生活を実現しよう。

 

これから豊かに暮らすためには?

不動産投資をすると、劇的に生活は変わる。(もちろん良い方に。)

子育てしている夫婦や、おひとり様の会社員などの例で、家計や資産がどう変化したかを見る。

 

お金の流れをコントロールする

まず、税金の基礎を知る。(収入や所得、控除などの説明あり。)

とにかく控除を使い切り、課税所得を最小化するように考える。そして可処分所得を大きくする。

 

可処分所得を増やすために、プライベートカンパニーを使う。何らかの事業を始めて収入を生み出し、さらに経費を計上して事業支出とする。この支出を課税所得側に付け替えて、課税所得を下げるのが基本。

 

控除を使い税金を減らす

扶養控除、医療費控除、生命保険料控除、地震保険料控除、雑損控除、住宅ローン控除、配当控除、ふるさと納税、災害減免法など、使えるものはすべて使う。

 

ただ、政府の政策が変わると、控除はなくなる可能性もある。お金を残す王道は、やはりプライベートカンパニー。

 

プライベートカンパニーを利用しよう

不動産投資がおすすめだが、趣味の延長など自分のできることで副業を始めてみよう。

法人でなくても、最初は白色申告でも青色申告でも良い。事業は何でも良いので、税務署に認められるように、それなりの規模で継続性のある実態にまで成長させよう。

白色申告、青色申告、法人についての比較や説明。

事業に関わる支出を経費にする。税金を引かれる前に事業支出として物が買える、という最大の利点を活かす。個人の支出も、事業に関係する割合に応じて、按分で経費にする。

プライベートカンパニーの損失は、自分の給与所得と相殺して、税金を減らせる(損益通算)。ただし、不動産所得・事業所得・譲渡所得(総合課税)・山林所得に限る。

家族に給与を払えば、課税所得を減らせる場合もある。

最後は法人化を検討しよう。信用力が上がり、経費化しやすく、損失の繰り越しも長くできる。相続税でも有利。将来は、法人税が軽減され、個人課税が強化されると予想される。

 

プライベートカンパニーを使いこなすことで、サラリーマンも税金の負担を減らし、実質的に豊かな生活を手に入れることができます。

 

プライベートカンパニーの実践例

妻(配偶者)に専従者給与を払う例。

妻(配偶者)をプライベートカンパニーの経営者にする例。

田舎の親をプライベートカンパニーの経営者にする例。

独身の会社員が不動産投資を事業化する例。

不動産投資を始めるなら、ワンルームマンションから練習すると良い。土地勘があり単身者が多い地域で、駅近の居住用物件がおすすめ。良い管理会社を探して長くつきあえれば、メンテナンスも楽になる。

そのほか、法人設立の例。

勤務先の会社は、あなたの会社ではない。勤務先は、あなたの人生に責任を持たない。自分で稼ぐ事業をつくり、豊かな生活と安心の老後を実現しよう。

 

現在の日本の税制だと、安定して給与をもらえる会社員は、不動産投資との相性が良いようです。

 

書評

普通のサラリーマンが、どうしたら余裕のある生活を送り、老後の心配をなくせるか?

給与は上がりにくく、税金や社会保険料の負担が増え続ける現在。がむしゃらに働くだけでは、お金を貯めたり、安心老後を実現するのは難しいです。

本書では、税金の知識を身につけ、何らかの事業を始めることで、税金の負担を減らし可処分所得を増やす方法を教えてくれます。特に、不動産投資について詳しく書かれています。

 

サラリーマンが法人化して豊かに暮らす、という概念は、「お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方2015 知的人生設計のすすめ」橘玲(著)でも書かれているので、こちらの本も参照してください。

また、不動産投資をして節税をしながら、レバレッジをかけて資産を速く増やしていく点や、自分のビジネスを持てと強調する点は、「改訂版 金持ち父さん貧乏父さん」ロバート・キヨサキ(著)に通じるところもあります。

しかし上記の2冊より本書の方が、2016年の日本の会社員には、税制面でさらに適した解説です。資産運用に興味があったり、将来に経済的な不安を抱えている人は、読んで損はない本だと思います。

 

なお本書では不動産投資を勧めており、毎月給料をもらうサラリーマンには不動産投資が相性が良いと私も感じました。ただし、本書でも少し書かれていますが、税制は政治状況によってすぐに変更されます。

不動産所得の赤字を給与所得と相殺して税金を減らす、といった方法が永続的かは疑問です。日本の財政は極めて危険な状態に移りつつあり、どんな税制になるかは予断を持たない方が良いでしょう。

本書を読むと不動産投資を始めたくなります。私はこれからの日本の不動産に悲観的なのですが、それでも不動産投資をしてみたくなりました。

節税できるという視点ではなく、物件や土地自体が利益を生むと判断できる場合のみ、投資を検討したらいいのではないでしょうか。
(書評2017/10/29)

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