「20代の起業論」 榊原健太郎(著)

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ダイヤモンドオンラインで著者がコラムを連載しており、読みながら勉強になるなと思っていました。熱い気持ちの起業論です。

おすすめ

★★★★★★★☆☆☆

 

対象読者層

起業したい人。特にIT関係で起業したい人。

 

要約

・著者の自己紹介。
新卒でサラリーマンを3年勤め、不条理を知る。起業家は不条理な体験をしておくべき。その後ITベンチャーと広告関連企業で、営業、企画、マーケティング等に従事した。その経験をもとに、シード・アーリーベンチャーの支援と、スタートアップのベンチャーへの投資を行う会社を設立した。

・ベンチャーが育つエコシステムを成立させる4要素
①起業家同士のネットワーク
②起業家を支援する体制(専門家、行政)
③多様な投資家(シード、アーリー、ミドル、レイター各段階での出資)
④大企業によるバイアウト

ベンチャーのEXIT戦略は、IPOとバイアウト。最初から大企業や大手ベンチャーの弱い領域をターゲットとして起業し、成長させバイアウトをもちかける。長期で事業を伸ばせるならIPOをめざすのもよい。

・サムライインキュベートでは、起業家同士のネットワークを強化し、各ベンチャーが業務を効率的にできるようなしくみを構築している。

・アイデアだけでは価値はなく、オープンな姿勢でどれだけ早く実現できるかが重要5年後の社会で必要とされる事業のアイデアを考える。

何をマッチングさせるサービスか、を考える。「当たり前」や「できっこない」を疑え。いろいろな立場の人の視点で、何が必要か考える。

アイデアのブラッシュアップ手法
PEST分析(Politics、Economics、Society、Technology)
5F分析(マイケル・ポーターの5つの力。新規参入の脅威、代替商品サービスの脅威、買い手の交渉力、売り手の交渉力、業者間の競争)
3C(Customer、Competitor、Company)
ミッション(起業の動機)とビジョン(3年後の事業イメージ)
ポジショニング
4P(Product、Price、Place、Promotion)
オペレーション
①~③が外部環境の分析、④~⑦が実行のための戦略行動。

・サムライインキュベートは、起業家の人格をみて投資する。

 

書評

起業を考えるには、これもかなり勉強になる本です。特に事業がIT系、インターネットを介するサービスならば、読む価値はあると思います。

起業家や経営者が書く本は、どうも人生論が多くなって、やたら人生を語ったりします。本書も、やや人生論や価値観を語る箇所もみられます。

ただ、事業モデルの検討や分析、実際に起業したあとのオペレーションなど、大いに参考になります。検討中の事業モデルや現在投資中の事業が、豊富に実例として取り上げられているので、分かりやすく読めます。
(書評2013/9/29)

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