「史上最強の投資家 バフェットの財務諸表を読む力」 メアリー・バフェット/デビット・クラーク(著)

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当代随一の投資家バフェットに学ぼうという本です。バフェットが財務諸表をどう読むか述べています。バフェット自身に著作はないので、他人が書いたバフェット本は、内容が妥当かは読者が判断しなければなりません。

おすすめ

★★★★★★☆☆☆☆

 

対象読者層

株式で長期投資志向の人。財務諸表から、優良企業を見つけるポイントを知りたい人。

 

要約

・競争優位性が永続的な、スーパースター企業に投資せよ。これらの企業には、財務諸表において一貫した特徴がある。

・粗利益率が高い企業は、永続的競争優位性がある可能性が高い。粗利益率を40%以上に一貫して保持していると、その可能性は高い。

・販売及び一般管理費、研究開発費が一貫して低くなければならない。減価償却費を無視してはならない。減価償却費の割合は、粗利益に対し低くなければならない。

・支払利息、長期借入金が少ないことを確認せよ。自己株式調整済み負債比率が0.80以下ならば、永続的競争優位性を持っている可能性が高い。

・純利益が長期的に、右肩上がりで成長している企業か確かめよ。売上高に占める純利益の割合が、長期間20%以上なら永続的競争優位性がある可能性が高い。10%以下なら競争優位性はないと考えられる。10~20%ならば、他の要素と併せて検討せよ。

・売上高に占める売掛金の割合が、同業他社より一貫して低ければ、競争優位性を持つ可能性がある。

・優良企業には、優先株を発行しない傾向がある。

・内部留保が、長期的に着実に増加している企業は、永続的競争優位性を持つ可能性が高い。

・自己株式(金庫株)が存在することは、永続的競争優位性があることを示している可能性が高い。

・株主資本利益率(ROE)が、平均より高いことを確認せよ。

・キャッシュフロー計算書において、資本的支出が低いか確認せよ。純利益に対し、一貫して資本的支出が50%以下なら、永続的競争優位性を持つ可能性がある。25%以下ならその可能性はさらに高い。

 

書評

本書でも、学問的な理論ではありませんが、簡潔で実用的なバフェットの理論を紹介しています。いかにして、長期にわたり好業績をあげ続ける会社を探すか、要点をつかめると思います。本書の指摘するポイントを押さえれば、少なくとも倒産したり、平均以下のパフォーマンスしか出せない会社は、避けられると思われます。さらに実際の投資で活用するには、読者自身の試行錯誤と研究が必要でしょう。
(書評2013/03/17)

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