ブログの魅力を高める方法を教える1冊です。
おすすめ
★★★★★★☆☆☆☆
対象読者層
仕事やセルフブランディング、副業のためにブログを書く人。
要約
・ログが蓄積したブログを自分の拠点とし、ソーシャルメディアも利用して相乗効果を上げよう。自分のことを知らない人向けに内容がわかるように書くこと。
・ブログは毎日書こう。書く時間を決めて生活の習慣にする。楽しみながら書くために、好きなネタだけを選び、ネガティブな記事は避ける。
・フィードリーダーやメルマガ、まとめ記事で効率的にネタを集める。速報ネタはTwitterのトレンドやGoogleの急上昇ワードをチェックする。集めたネタはInstapaperに保存し、まとめて読んでブログの記事に仕立てる。
・検索されやすいキーワードをタイトルに入れる。固有名詞や型番をいれて、検索した人に内容がわかるようなタイトルにする。読者に興味をもたせる気持ちを込めたシンプルなタイトルにする。
・ブログの1つの記事では、伝えたい要素を1つだけに絞る。空行、小見出し、色、カタカナ、写真などを使い、見やすくわかりやすくして第一印象をよくする。
・書く以外の作業はツールで自動化する。
「MarsEdit」や「Zoundry Raven」などのブログエディターを利用しよう。「TextExpander」や「PhraseExpress」を使い、よく用いるフレーズの入力を楽にする。ブックマークレットを使い、リンクタグ入力の手間を省く。ブラウザーの機能を拡張する。
・写真について。
画面キャプチャーアプリの「Jing」や「Skitch」などを、ブログの解説記事に使う。写真の編集には「Photo editor online」などを利用。写真の一括管理には「ResizeIt」「Name Mangler」「XnView」など。素材として「足成」や「Flickr」の写真を利用する。
・DropboxとEvernoteはファイルやデータ管理に必須。「Textforce」や「Jota Text Editor」などのテキストエディターを導入し、スマートフォンからもブログを更新する。
・スマートフォン対応プラグイン(「スマートフォンオプション for Movable Type」や「WPtouch」)をインストールし、表示をスマートフォン対応とする。
・Google Analyticsで毎日アクセス解析のデータを見る。何をしたらどのようにデータが変化したかを把握する。ウェブマスターツールも確認する。
・よく読まれている記事の関連記事を増やし、リンクでつなぐ。読まれなかった記事はその原因を考えてみる。反響の大きかった記事は続きを書く。大きなテーマの記事が増えたら、まとめ記事も書く。
・ソーシャルメディアとブログを連携する。アイコンとアカウントは印象的なものにし、ソーシャルメディアで統一する。エゴサーチもしてみる。Twitter、Facebook、Google+、はてなブックマークの連携ボタンを設置する。「dlvr.it」を利用しTwitterに、「RSS Graffiti」でFacebookに新着記事を自動投稿する。Facebookコメントをブログのコメント欄とする。
・Webへのアクセスが多い時間帯に、記事の更新やお知らせをする。傾向としては12時台と22~24時頃が多い。
・自分から積極的に他のブログの記事をツイートしたり、いいね!したり、シェアしてみる。記事へ反応があったら返事をしよう。
・ブログのアフィリエイトは、Google Adsenseと記事での商品紹介が中心となる。
・Google Adsenseはブログになじむデザインを選び、設置する位置を工夫する。検索向けAdsenseやフィード向けAdsenseも利用する。不適切な広告はブロックする。広告の効果を毎日確認する。
・商品紹介ではAmazonアソシエイトを利用する。「ブログ画像ゲッター」でAmazonの商品写真を加工したり、Amazonおまかせリンクを設置してみる。楽天アフィリエイトも利用する。アプリやオークション商品を紹介するときなどは、その他のASPも利用する。
・ショップ横断リンク作成ツールの「カエレバ」「ヨメレバ」を利用したり、紹介リンクの位置を工夫して読者の利便性を高める。検索キーワードやよく売れる記事から読者の気持ちをつかむ。
・定期的に自分のブログを振り返り、書き続けてブログを成長させよう。
書評
2012年2月に書かれた本ですので、変わったところもあるかと思います(Googleリーダーが推奨されているがもうサービスを終了しているなど)。しかしブログの読者を増やしたり、収益をあげるために必要なことが多く書かれています。
知っておかなければいけないこと、実行しなければいけないことが、ひとつひとつ丁寧に解説されているので勉強になりました。当ブログでも実行していないことがたくさんあるので、少しずつやってみようと考えています。
ブロガーには2つのタイプがあるとあとがきで指摘しています。1つは濃い記事を時間をかけて書くタイプで、もう1つが軽めの記事を量産するタイプです。著者らは自身を量産型ブロガーと述べています。本書の内容やマネタイズに関しては、量産型ブロガーが有利な印象はあります。自分は濃い記事型なので、自分なりのやり方を作っていかねばと感じました。
(書評2013/12/14)
