「ブログ飯 個性を収入に変える生き方」 染谷昌利(著)

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ブログがあまりにも寂れているので、てこ入れのために読みました。

おすすめ

★★★★★☆☆☆☆☆

 

対象読者層

ブログの訪問者を増やしたい人。ブログの収益化をめざす人。

 

要約

・著者の略歴
サラリーマン歴12年(IT系ではない)。
サラリーマン時代も5年ほどブログを書いていた。
サラリーマンを辞めた時点でのブログからの収益は月2~3万円。
フリーになりブログに専念しても、収益は5~10万円だった。
焦りからアフィリエイトサイトを大量につくったり、リスティング広告を出したりしたが改善しなかった。
追い詰められた崖っぷちでXPERIAを解説するブログが大ヒット。
この成功を他の機種のスマホに持ち込み、続けてブログをヒットさせた。
1つの成功事例を水平展開し、連続してヒットをつくるという必勝パターンを獲得した。
その後は活動を多方面に広げている。

・ブログ運営では、好きなテーマ(最低30記事は書ける)を選ぶブログを書く目的をはっきりさせること。

なぜ自分がこのブログを書くのか、誰に読んでもらいたいのか、どのような表現方法でわかりやすく伝えるか、を考えてからブログを始める。

知らない人でもわかるように、小学6年生に読ませるつもりで書く。

・すぐには結果は出ない。3ヶ月(100記事)は更新を続ける。

・多面的に物事を見てネタを探せ。

体験や経験が記事の説得力(魅力)を高める。

・(自分が)複数のカテゴリに属する。

他人との違い、オリジナリティが大事。

・ブログの収益化について(広告の解説)。

・アフィリエイトブログでは、扱う商品のリサーチと売る側である自己の分析、およびマーケットと想定する顧客のリサーチをすること。

人は知らないことにお金を使う。提供する情報に価値があれば収益はあがる。誰かの役に立つブログをつくれ。

・SNS利用について。Facebook、Twitter、Google+、はてなブックマークなどの解説。

自分の独自性についてとことん考え、それが誰のメリットになるかを追求し、読者に最大限の利益を与えること。

・著者の奥さんのコラム。平凡なサラリーマンがプロのブロガーになるまで。

 

書評

ブログの訪問者を増やすには、そしてブログから収益をあげるにはどうすべきかを論じている本です。著者はブログの読者を増やし収益をあげるために、2つのポイントを強調しています。自己の特徴を考えてブログのコンテンツを充実させることと、読者のニーズを考えるマーケティングを実施することです。

自分が楽しく継続して書き続けられるよう、自分を分析しウリとなる特長を理解してテーマを設定すること。また誰がどのように読むのかを考えて、わかりやすく魅力ある記事を積み重ねること。これらの重要性を説いています。ブログで飯を食うことを標榜していますので、自分と市場と顧客(読者)を分析するという、ビジネス的な取り組みが必要となります。

著者の経歴はITと無縁のサラリーマン出身ですから、自分も努力すればまだまだブログを改善できるのではと希望を持てる1冊です。本書ではテクニック的な解説はほとんどありませんので、それらを勉強するには別の書籍や記事にあたりましょう。
(書評2013/12/07)

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