(2013年12月に書いた記事です)
サラリーマンが生き残るための3つの武器
起業しようとあれこれ考えつつ、会社を辞めて起業に失敗したらそのあと生きていけるかと、悶々と毎日を過ごしております。
ただ終身雇用に絶対の自信のある人はともかく、私はそもそも会社に自分の人生の面倒を見てもらえそうにはありません。そこでサラリーマンが現在の会社を離れても生きていける道を考えてみます。
すごく平凡な対策ですが、3点あります。
キャリアの棚卸し
1点目はキャリアの棚卸しです。
自分が過去にやってきた仕事を具体的に整理します。まあ職務経歴書を書く要領です。自分がどのような問題をどのように解決してきたか考え、自分が提供できる価値を再確認してみましょう。自分を雇うとどんな価値が会社にもたらされるのか考えます。
そして自分が今後やりたいことや重視する価値観も押さえて、現在の自分と5年後などの理想の自分とのギャップを想像し、達成できるように戦略をたてます。
技能の掛け算
2点目は技能の掛け算です。
人材の価値を高めるには自分の専門性を極めろと言われることがあり、実際にそうだと思います。しかし1つの領域でトップレベルになるのは大変ですし、社会環境の変化が速いので専門性が陳腐化する恐れもあります。
そんなわけで、それなりに戦える専門分野を複数用意し、掛け算で自分の稀少性を上げていきましょう。自分が働く領域は大まかに理解できており、自分が担当する狭いニッチな分野を2つぐらいもっていて、あとは語学を上乗せし、さらに全く違う分野の知識などを組み合わせて掛け合わせれば、割と見つけにくい人材になれるかも。
広く緩くつながる
3点目はアイデンティティーの全方位外交です。
昭和の仕事人間タイプが定年を迎えると、何をしていいのかわからなくなるという話は時々見聞きします。そういう人は会社と家族しかアイデンティティーがないので、会社から定年で切り離され家族から見捨てられると、何もなくなってしまうわけです。私は人付き合いが悪いので、書いていて自分も怖くなります。
そこで自分の存在意義を会社にすべて預けないように、社会的な関係性を全方位に広げておきましょう。
会社の人脈にとどまらず、仕事関係では薄い付き合いだけど面白い考えをもつ人、今後勉強していきたい方向で出会う人、趣味が同じ人、ボランティアとか社会貢献系で自分が興味を持てる方面の人、地元の地域で付き合ってみたい人、過去の友人もたまには連絡を取ってみて、全方位で交流をしてみるのが理想です。
自分に役立つ人脈をつくろうみたいに、あまりガツガツしないのが吉、かと思われます。
ネットとリアルを組み合わせて、いろいろな方向に自分とつながる線が引ければいいなあと思います。
世間でよく聞く意見を融合して、上記3点にまとめてみました。サラリーマンの生き残り戦略のはじめの1歩としていかがでしょうか。