「オニールの成長株発掘法 第4版」 ウィリアム・J・オニール(著)

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急騰する成長株を具体的な基準で選び出す、成長株投資の方法論です。成長株の特徴を見切り、資産をふやしたウィリアム・オニール氏の著作です。

おすすめ

★★★★★★★☆☆☆

 

対象読者層

株式投資について勉強したい人。特に、数か月から数年かけて上昇する成長株を発掘したい人。

 

要約

大化けする銘柄を発見するための要素を、CAN-SLIMとしてまとめた。
C(Current Quarterly Earnings) 当期四半期のEPSと売上。
A(Annual Earnings Increases) 年間の収益増加。
N(Newer Companies, New Products, New Management, New Highs Off Properly Formed Bases) 新興企業、新製品、新経営陣、ベースを抜けた新高値。
S(Supply and Demand) 株式の需給。
L(Leader or Laggard) 主導銘柄か停滞銘柄か。
I(Institutional Sponsorship) 機関投資家による保有。
M(Market Direction) 株式市場の動向。

チャートを研究せよ。
チャートパターンが認識できれば、売買タイミングが大きく改善される。(本書には100銘柄のチャートが記載されている。それぞれチャートパターンの解説がある。)

直近四半期のEPS増加率(前年同期比)が高いこと。
25~30%は最低でも必要だ。また売上も、直近四半期で25%以上増加していること。EPSや売上は、2~3四半期続けて増加しているのがよい。

過去3年連続で、年間EPSが増加していること。
年間EPSが安定して、25%以上増加していることが必要だ。またROEも高い(17%以上が望ましい)こと。

・PERは、株式の売買判断にはほとんど役に立たない。

新しいサービスをつくる新興企業、新製品、新経営陣などが、大きな株価上昇をもたらすことがある。また、新高値を更新した株式も、さらに上昇する傾向がある。この場合、チャートを見て正しいタイミングで買う。

発行済み株式数や浮動株の数、日々の出来高をみて、株式の需給を確認する。

上昇を主導する銘柄を買い、つられて値動きする停滞銘柄は買わない。

機関投資家による保有を調べる。
成績優秀なファンドが保有している銘柄がよい。また、保有する機関投資家の数が増えている銘柄が望ましい。

強気相場か弱気相場か見極めよ。
代表的な市場平均株価の指数について、値動きと出来高を日々確認する。また、市場を先導する個別銘柄も、値動きと出来高を確認する。

買値から8%下落したら損切りせよ。例外はない。
8%以上下落したなら、銘柄選択の誤りか、買いのタイミングの誤りか、市場全体の下落の始まりである。成長株で利益をあげるには、損切りのルールを守らなければならない。

利益確定は、テクニカル指標を確認して売る。
売りのテクニカル指標については、本文で詳細な解説がある。

・そのほか、分散投資、長期投資、信用取引、空売り、オプション取引、新規株式公開、投資信託、外国株、債券などについて。

 

書評

成長株投資という手法を、私はよく理解していませんでした。本書は、成長株への投資手法として、ひとつの基本形かと思います。かなり勉強になりました。
本書は米国株式市場を研究した内容なので、日本市場での応用には、少し工夫が必要かもしれません。しかし大きく化ける成長株で収益をめざすときに、基本的な考え方として押さえておいてもよいと感じました。
チャートの有効性に関しては、私自身はどこまで意味があるのか、何ともわかりません。
(書評2013/07/27)

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