世界的な大企業となったアマゾンと、その創業者の本質を探る1冊です。
おすすめ
★★★★★☆☆☆☆☆
書評
ブログ書いたり、ネットでお金稼ごう的なことを考え始めたころ、日経の書評で読み、あーアマゾンの創業者の本かと思って買いました。創業者ジェフベゾスの半生と、アマゾン創業前後から今日までの伸長をコンパクトにまとめてます。まあまあ面白いんで、立ち読みしたりレビューみて気に入れば、買ってみてもらってもいいかな。取材量は多いと思うんですが、著者が冗長にならないよう適切に記述しているので、サクサク読めます。
私は今までネット業界にあまり興味なかったのでわからんのですが、アマゾン創業当時、事務所ではドアを横倒しにしてそこに脚をつけ、机として使っていたとか、そういうエピソードって有名なんですかねー。まあこれは、お金ない状態から起業したとか、会社の資材にまったくお金をかけず、初期投資はすべて顧客に還元しているという宣伝効果を狙ったものらしいです。
あと、やはりベゾスは切れ者なんだという当たり前の感想。高校は首席、大学は名門(さすがに大学では首席ではない)、引く手あまたの誘いを断って就職、自分の将来のキャリアを見定めての転職、25才か26才で副社長、そこでもめちゃ有能。インターネットでの書籍通販の可能性をいち早く見抜き、創業。超強力な攻めの姿勢の事業拡大。
うーん。今後どうなるんだろ。アマゾンは、世界に帝国を築く可能性のある企業とは思っています。アマゾン株少額保有してます。あーITバブル崩壊直後に買ってればなー。無理だけど。
(書評2013/02/13)