(2013年3月に書いた記事です)
知っておくと助かる高額医療費の補助
前回、保険を扱った本を紹介しました。今日は高額療養費制度について簡単に触れます。
このブログに来る人は、お金に関心が高いだろうから知っているとも思いますが、これは重要な制度です。私も利用したことがあります。
この制度は、1ヵ月の間にかかる医療費負担を一定額以下にするというものです。
例えば、入院し手術をして100万円かかっても、自己負担額が9万円弱(自己負担額の上限は所得による)で済みます。
公的保険の加入者(国民健康保険か協会けんぽか企業の健康保険組合に入っている人)は、この制度が利用できます。ほとんどの人が当てはまるのでは。
1ヵ月の負担額の上限が8~9万円で、4ヵ月以上治療が続くなら、それ以降の月は約4万4千円となります。
長期的には医療費がきつくなるとは思いますが、貯金がそれなりにあれば、いきなり治療が受けられなくて即死って状況は避けられるでしょう。
手続きは、病院や保険組合の相談窓口に問い合わせれば教えてくれるはずです。そういう制度があるってことを知っておけば、自分で調べることもできます。
これ、保険組合で対応が違うので、自動的に負担額を支給してくれるところもあれば、申請しないと支給してくれない組合もあります。
人生、医療費が高額になることもあるだろうから、たまにはこの制度のことも思い出してあげてください。